初心者には最適の一冊。
最新の研究がそこそこ盛り込まれた通史で、手軽に学びやすい。そして値段も安い。
ここでお気に入りのスルタンを見定めよう。
私はメフメト二世とスレイマンが好き。
生きたメフメト二世をその目で見てきた人物による歴史書。
原文オスマン語はもはや死語であり、完訳はイタリア語とこの日本語だけ!この奇跡!
日本人に生まれたことを感謝して記念になんとしても読むべき一冊。
なお耽美文章マニアにも必見な美文の宝庫でもある。
もちろんメフメト二世の歴史はある程度知っておいたほうがよい。Wikipedia読むだけでも十分予習になる。
上級者マニア向けの一冊。
トプカプ宮殿の建築様式の考察を追いながら、メフメト二世をはじめとするスルタンたちの生活様式も見えてくる良書。
ハレムについて手軽に知りたければ、この本よりは小笠原弘幸『ハレム』のほうが読みやすい。